R6 ブログ

校内弁論大会&参観授業&人権同和教育基礎研修会

2024年6月16日 16時15分

 今日は日曜参観日で、参観授業の前に校内弁論大会を実施しました。各学年から2人ずつ代表弁士が出て、みんなの前で自分の考えをしっかりと述べていました。自分の実体験に基づいた弁論であったため、説得力と言葉一つ一つに重みがあり、感動の1時間となりました。弁士の皆さんは緊張していたと思いますが、弁論が始まったらそんな様子を感じさせないほど集中し、聞き取りやすい声とテンポで聴衆を引き込んでいきました。たくさんの気づきと考えるきっかけをくれた6人には感謝のしようがありません。本当にありがとうございました。

0616 校内弁論大会1

0616 校内弁論大会2

0616 校内弁論大会3

0616 校内弁論大会4

0616 校内弁論大会5

 私からは、みんなにもう一度思い出してもらいながら、感想を述べました。

①番目 「リーダー」1年 小野 徠斗

 トップバッターとは思えない落ち着いた聞き取りやすい間、考えながら聞きやすい表現力の高さに圧倒されました。自分に自信のなかった徠斗さんが、尊敬する叔父と過ごす時間の中で、「リーダーの資質」について考えることができ、聴くことの大切さ、そのうえで自分の意見を出せるようにすることがリーダーに求められることなのだと気付いた徠斗さん。さらにそこから、「聴く」ことの質にこだわり、言葉の裏側に潜む経験に裏付けされた重みにまで考えを巡らせました。確かに努力し続けた人が言うから説得力のある言葉や成功した人が言うからただの言葉が格言になったりしますよね。何よりすばらしいのは、そのことに気付き、意識して行動している徠斗さんだと思います。素敵な弁論、ありがとうございました。

②番目 「節目10年」1年 伊藤 珠里(じゅり)

「そなえよ、つねに」の合言葉のもと、ボーイスカウトでの活動を続けてきた珠里さん。その活動の中で、自分を成長させる道を選び、さらには自分の所属している団をもより良い集団に成長させたいとまで考えられるようになった珠里さんは、間違いなく進化し続けていると思います。「ラクが楽しいとは限らない」とても心に響く言葉です。珠里さんも徠斗さんと同様、周りの意見を聞くことの大切さに気付いていましたね。さらに姉から「決断するということは『決めて断つ』ということだ」と学んだ珠里さん。決めるだけではなく時には余分なものを断つということをしなければならないという言葉を聞いて私もドキッとしました。社会に出て仕事の上でも日常生活の中でも何度も出てくることだと思いました。深い気付きをいただいて、ありがとうございました。

③番目 「何が起きても大丈夫なように」2年 小野 心暖(こはる)

 先日の緊急地震速報、Jアラートなどいたるところから鳴り響く警戒音は、心臓がどきどきして、その後始まった揺れに身動きが取れなかった人も少なくなかったことでしょう。地震大国である日本なので、2024年だけでもたくさんの地震が起こり、被災したニュースも目にすることは多いと思います。それでも他人事でよそ事に思っている人に考えるきっかけをくれた小暖さん。さらには「備えあれば憂いなし」という慣用句のように、十分な準備をしていれば、おろおろと心配せずに平常心で試験に挑むことができるという日常のことにまで視野を広げ具体的に話してくれました。テスト準備はみんな覚えがありますよね。先生もうなずいています。その発想の柔軟さに一気に引き込まれました。日常生活のことにもかかわってくる最善の準備をする習慣を身に付けておきたいと強く感じました。自然災害の減災についても私にもできる、今からできることを始めるきっかけになる弁論でした。背中を押してくれてありがとうございました。

④番目 「『つもり』を防ぐために」 2年 牧野 ひなき

 学校でのトイレ掃除をきっかけに、自分の何気なく行っていた行動、気を付けていた「つもり」の行動が公共の施設や物を正しく使っていることにならないことに気付いたひなきさん。更にその気づきから、自分のやっていたつもりという曖昧な意識にまでメスを入れて、即座に自分が始められることにまで高めました。すばらしいですね。まさにほんの少しのまごころが周りの人を温かくしてくれるやさしさの連鎖のような実践です。「誰かがしてくれる」を当たり前に思わず、過ごしやすく快適な社会を創る人になろうと呼び掛けてくれたひなきさんの弁論にハッとしました。周りにしっかりと目を向けてみると様々な人々が関わって快適な生活を支えてくれていることに気付くはずです。そして社会を創っていくのは私なのだと勇気をいただきました。ありがとうございました。

⑤番目 「継続が力」 3年 青木 幸菜

 音楽部での経験を通して、全国大会出場の目標を達成するために、決してあきらめず何度も何度も困難を克服してきた中での、悩みと葛藤と喜びを教えてくれた幸菜さん。投げ出したいこともあったと思いますが、仲間信じて、継続してきた力が花開き、合唱で全国の舞台に立てた結果に結びついたのでしょう。単純なことですが、強くなるには強くなるまで、うまくなるにはうまくなるまでやればいい。やってもないのにやめたがったり、辞める理由を探したり、無理って決めちゃうのは他でもない、自分自身なんだよね。限界は自分で決めてるだけ。だからこれ以上にないくらい工夫してやることです。幸菜さんの経験は必ず今から来るであろうたくさんの困難を乗り越えていく力になると思います。改めて継続すること自体がもうすごい力なのだと奮い立たせてくれた幸菜さん、ありがとうございました。

⑥番目 「将来について」 3年 安川 瑛太(えいた)

 中学3年生。人生で初の自分で進路選択をする時期となります。自分の将来と向き合う時間が増え、授業でも進路学習の中で自分の眠っていた将来への夢や道が明確になった瑛太さん。再燃した夢を追いかけようと決めた瞬間から、霧がかかったようになっていた進むべき道がクリアになり、一気に具体的な進路が見えてきましたよね。だって自分の人生ですから、それも一度しかない人生ですから、精一杯こだわってこだわって、追い続けたいですよね。挑戦もしていないうちからあきらめるのではなく、挑戦して、完全燃焼したいと決意した瑛太さんの燃える心の炎が見えるようです。夢を見つけるために様々なことに挑戦することで、新しい自分を発見したり、自分のことを深く知ることができたりして、自分のすべきことが見えてくるという力強い言葉に納得しました。最後の「今の自分、そして未来の自分のために」という言葉が心に刺さりました。ありがとうございました。

弁士6人全員が自分の実体験に基づいた気付きや実践からの弁論でした。それだけにその言葉一つ一つに重みがあり、説得力があり、わかりやすく心に刺さりました。毎日の生活の中に自分を成長させ、進化させることがたくさん転がっているってことですね。ポケモンでも経験を積んだり飴を与えたりして進化していくのですから、私たちもただ時間が過ぎていくのを待つだけでなく、何事も自分を成長させる経験なのだという意識を持つことで進化のスピードは変わるのでしょう。スポーツのトレーニングでも、体の構造を知り、どこを鍛えているのか意識するのとしないのとでは、まったく効果は変わります。人間に限界はないんです。あきらめたところが限界になるだけです。へこたれない強い思いを作るのは、自分を知ることと経験を積み重ねることで自信にしていくことなのだと思います。ラクが楽しいとは限らないと今日の校内弁論大会をきっかけに様々なことを意識して生活していってほしいと思いました。そのきっかけをくれた6人の弁士の皆さんにもう一度、大きな拍手をお願いいたします。ありがとうございました。

R5 ブログ

サッカー部 お別れ試合&奉仕活動

2024年3月17日 17時40分

 サッカー部ですが、3月10日、県総体で共に戦った川東中サッカー部と合同で3年生の引退試合を行いました。

現役の時の試合以上に白熱した試合で、とても驚きました

これからサッカーを続ける選手新しい事に挑戦する選手他府県に出ていく選手など様々ですが、これからも熱い気持ちを持って、頑張って欲しいです誰よりも熱い顧問の先生からのメッセージです。

0317 サッカー部お別れ試合

現在の1,2年生のサッカー部員で学校の奉仕作業を行いました。第1回目のサッカー部学校奉仕活動。普段当たり前の様に広いグラウンドでサッカーが出来ているのは学校を綺麗にしてくれる用務員さん、先生方、市の方々が頑張って管理してくれているからです。そのことを常に念頭に置いて、この環境は当たり前ではないということに感謝してサッカーをしたいという生徒の気持ちから始めました

今回はグラウンド周りの溝掃除を行いました。掃除も楽しみながらできるのは、このサッカー部の強みだと思います。途中、休憩中のバドミントン部も手伝ってくれ、とても助かりました。

今後も、この活動を続けていきたいと考えております。是非見守っていてください。

0317 サッカー部奉仕活動

 とっても素敵な活動ですね。部活動は身体だけ鍛えるわけではないですよね。心と体と両方を鍛えていることを理解していないと誰も応援してくれたりしません。それも毎日練習したから強くなるわけではありません正しい方法で強くなるために努力しないと毎日練習することで、弱くダメになっていくものです。間違ったやり方や、自分の弱さに負けてサボったり、手を抜いたりすることで、そういう心と体が作られてしまうからです。上手い選手ではなく、強い選手になってください。応援しています。

いよいよ蕾が膨らんできました

2024年3月17日 13時06分

 ふと、校内を見渡せば木々にがついていました。蕾は将来を期待するという意味があります。ちょうど一昨日卒業した卒業生を指しているようですね。これから花を咲かせようとするエネルギーを蕾から感じ取ることができます。桜は淡いピンク色をしていますが、草木染めでは花びらから色を取り出すのではなく、桜の枝や樹皮から色を出すのです。あの花びらを支えるごつごつした枝の中になんとも優しい色を秘めているのですね。皆さんの中にも外からは見えない美しい面がきっとありますよ。桜に負けず、たくさんの蕾(可能性)を自分自身に付けましょう。

0317 校内風景

~R4 ブログ

令和4年度 東中学校 離任式

2023年3月28日 13時23分

 毎年必ず訪れる今日。1年間で一番寂しく辛い祝福の日です。卒業生を送り出す寂しさとはまた違った感情が渦巻きます。巣立っていく卒業を祝福する気持ちとも少し違う離任式です。同僚として、仲間として共に過ごした時間が、名残惜しさを募らせます

 東中学校から、7名の先生方がご転任、ご退職されることになりました。新聞発表やそれより一日早くネットニュースで発表されていたので、知っている方も多いと思います。在職1年の先生から7年の先生までいろいろですが、本当に様々な場面で東中学校を支えていただき、感謝しかありません。ありがとうございました。新たなスタートとなりますが、東中学校での濃い時間をお役に立てていただければ幸いです。またいつでも顔出してください。生徒、教職員ともども楽しみに待っています。

 体育館で行われた離任式では、たくさんの卒業生のみんなも出席し、厳粛に整然と行われました。卒業式でも感じましたが、生徒たちの聞く姿勢や立ち居振る舞いが大変すばらしいと感じます。こういうけじめをつけられるというのも素晴らしい才能だと思います。才能は磨けば光ります東中離任式で生徒が出席するのは4年ぶりだそうです。人と人のつながりを最も感じる学校現場なので、オンラインでお別れや参集できないことはやはり辛い苦渋の判断だったのだと思います。今年度は顔を見ながら離任のあいさつやお別れができて、良かったと思いました。アバターでのやり取りが良い面もありますが、面と向かってでないと伝えにくいものもありますね。面と向かってでさえすべてを伝えるのは難しいのですから。ご転任、ご退職の先生方、本当にお世話になりました。

 

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