令和7年度 第79回卒業証書授与式
少し肌寒い風は吹いていましたが、3年生の旅立ちを見守ってくれているような日差しの中、第79回新居浜市立東中学校の卒業証書授与式を行いました。3年生は実に堂々とした姿で式典に臨んでいました。在校生の皆さんも荘厳な式典を後支えしていました。先輩たちの気持ちを汲んで語り掛けるような送辞を2年生の富本さんが述べ、それにこたえるように卒業生の近藤さんが自分たちの思いに満ち溢れた答辞を述べました。そして、最後の卒業合唱「正解」の歌詞は今の生徒たちの気持ちに沿い、それを未来に向けた気持ちの強さを感じるハーモニーに乗せて歌い切りました。体育館の中は少し寒かったですが、温かな思いに包まれているのが伝わる式典でした。卒業生の皆さん、おめでとうございました。式中で述べた式辞を掲載しておきます。
式 辞
四国山地の雪も解け、寒さの中にも春の気配を感じる今日の良き日に愛媛県議会議員永易英寿様はじめ、多数のご来賓の皆様のご臨席を賜り、第七十九回新居浜市立東中学校卒業証書授与式を挙行し、百六名の卒業生の門出をともに見届けられますこと大変嬉しく感謝申し上げます。
さて、卒業生の皆さん、あなた方は体育大会や校内合唱コンクールなどの学校行事に精力的に取り組むだけではなく日々の委員会活動や係活動にも熱心に取り組みました。また、東中学校の伝統である「うぐいす運動」にも積極的に参加していました。また、部活動でも日ごろの成果を発揮し、好成績を収め上級大会に参加する方もいました。
皆さんが生きるこれからの社会は予測困難であるということからVUCAの時代と言われています。だからこそ確固とした自分自身を持つことが大切になるでしょう。そんなあなた方に「有法子(ユーファーズ)」という言葉を送ります。これは新幹線の生みの親と言われる新居浜市出身の十河信二国鉄総裁が座右の銘にしていた言葉です。意味は「成せばなる」「最後まで諦めない」という意味です。資金がなくなり周りからの反対があっても新幹線を走らせることが自らの使命と捉えて「何か方法があるはずだ」と開発を押し進め続けたのです。卒業生の皆さんこれからいよいよ自分の船の舵を自分で切っていくことが増えていきます。大きな波や岩礁に行く手を遮られ、困難な航海になるかもしれません。そんな時こそこの言葉を思い出し、自分を信じて力を込めて舵輪を握り、乗り越えていってください。船が傷付いた時には、仲間や保護者の方々が港となり、必ず直してくださいます。
在校生の皆さん、先輩からしっかり東中学校の伝統を引き継ぎましたか。行事や部活動などで見た、活躍や技能だけではなく目に見えない気持ちや母校への思いも受け継ぎましたか。在校生の皆さんは次へと伝統を伝えるといった大切な役割があります。今を更に良いものに変えて今日卒業する先輩方が誇れる学校にしていきましょう。
本日お子様のご卒業を迎えられた保護者の皆様、成長の速さに嬉しくもあり、どこかさみしい気持ちの入り混じった複雑な心境であると拝察いたします。皆様の大きな愛情に包まれ立派になった姿に我々教職員も言いようのないうれしい気持ちで満たされています。本日は誠におめでとうございます。
卒業生の皆さん、航海用語で「ヨーソロー」という言葉を聞いたことがありますか。これは「宜しく候」に由来する言葉で「そのままの航路で大丈夫」という意味があります。
「自分の信じた道に全速前進」
「ヨーソロー」