2学期がスタートしました!!
2023年9月1日 12時29分
ついに長いと思っていた夏休みが終了し、9月1日今日から2学期がスタートしました。久しぶりにみんながそろった東中学校、天気は雨交じりの曇りでしたが、体育館は過ごしやすくて始業式も全校生徒が入場して、表彰と始業式を行いました。表彰も、県総体、四国総体、全国総体と中学校最高峰の大会まで到達した人が複数人もいて、すごい活躍ぶりでした。なかなかここまでの人数が表彰されることはないと思います。この学校規模で素晴らしい成果だと誇りに思ってください。音楽部もこの日曜日に四国大会を控えています。ぜひとも感動の合唱を披露してきてください。楽しみにしています。
始業式では、2学期のこと、進路実現に向けてのことと合わせて、川の話をしました。
『東中の隣にも国領川が流れています。「川はどうして流れるのでしょうか」と聞くと変な質問ですかねぇ。「高さに差があるから水が流れる」という答えが聞こえてきそうです。そうだと思う人?確かに水は高い方から低い方へ向かって流れます。正解です。
質問をもう少し正確に言うと「川の水はどうして下に漏れないで流れるのでしょう」ということです。コンクリートの水路なら、水は下に漏れないので水路に入った分だけ流れていくのは理解できます。みなさんは山を流れている川を見たことがありますよね。川の上流の岩がごろごろしているところを流れている川です。ところどころに大小の滝もあったりして、そんな川を渓流といいます。渓流は自然が作ったものなので底にコンクリートはありません。
私は渓流でこんな体験をしました。豊かな水が流れている川を上流へ登っていくと急に水がちょろちょろとしか流れなくなりなりました。でもその上流へさらに進むと再び豊かな水が流れているのです。コンクリートの水路ではこんなことは絶対あり得ません。
どうしてこんなことが起こるのでしょう?わかる人?
そうなんです。水が少なくなったところでは水は地下水となって流れていたのです。川の水は、水を通しにくい地層の上を移動する大量の地下水のうち地上に現れた部分なのです。山の中でも大量の地下水に支えられ、その一部が岩と岩の間を流れているのです。
私たちが表面に見えていることだけで当たり前と思い、物事を判断していると、本当のことが見えなくなることがあります。当たり前ということもなぜだろうという視点で見ると、思いがけないことがわかるかもしれません。ニュートンのように。』
見えていることだけが真実ではないということです。見えていないところまで見つけられる視点を持ちたいものです。