人権・同和教育基礎研修会並び日曜参観授業
2022年6月19日 16時20分
参観授業もなかなか実施できない日々を過ごしてきました。ようやく今年度少しずつ様子を見ながら学校を開放できています。ただ愛媛県内、新居浜市の新型コロナ感染率は大きな変化はなく、高止まりの状況が続いています。油断はできませんが感染対策を講じながら様々な制限を緩和させています。
参観授業もその一つですが、一斉ではなく各学年ごとに時間をずらして開放しました。
2年生


3年生



1年生 人権同和教育基礎研修講演会



アンパンマンマーチの歌からの導入だったので、1時間があっという間の講演会でした。いろんな種類たくさんの動画資料をもとに、わかりやすく、私たちの生活に大切なこと、みんなが幸せに過ごしていくために必要なことを教えていただきました。1年生と保護者だけが体育館で受講し、2,3年生は教室でリモート配信にて受講しました。中学生向けというよりは大人も大変勉強になる講演でした。小笠原先生へお礼を伝える際に、私も子供が小さいころアンパンマンミュージアムへよく連れて行って、感動したのを思い出しました。「正義を行う人は、自分が傷つくことを覚悟しなくちゃいけない」byやなせたかし と書かれた上には、アンパンマンが自分の顔をちぎって「はいどうぞ」と与えているシーンが描かれています。顔が欠けると力が出ないにも関わらずです。水にぬれても、顔が汚れても、雨にぬれても弱ってしまうアンパンマンですが、自己犠牲のもと、それでも困っている人を助けるのです。私たちも何か正しいことやろうと思うと、傷つくことがあります。「そんなかっこつけるな」とか、「お前なんかがそんなことできるか」とか批判されるんこともあるんです。でも、傷つくことを恐れていては、何もできないのです。アンパンマンは、私たちに行動する勇気を与えてくれるのです。その原動力はやなせたかしさんの戦争体験からくるということでした。アンパンマンマーチもその視点だとわかってさらに深いんだと感動しました。障害者差別やいじめ問題にも触れていただき、思うだけ、見抜く目を持つだけでは、差別は解消できないことも学びました。障害がある人のことを障がい者と呼びます。障害をもつとは言いません。足が不自由なら自分で歩いて移動することに障害があるってことです。で、その障害は施設環境面の整備で取り除くことができます。また「人」のかかわりで解消することもできます。障害がなくなれば、障害者はいなくなるのです。いじめ問題でも差別事案でも解決するのは「人」の力です。「大丈夫?」とか「何言よるん?」とかの目に見える行動として表現できるようになることがとても大切なことです。