東中学校のなぞ 長文ですm(__)m
2022年7月14日 15時30分
朝はちょうど登校時間がひどい土砂降りでしたね。お昼は晴れ間も出たりして日差しはきついです。なんともコントロールしにくい天気ですね。
タイトルの東中学校のなぞについてです。ここ連日なので不思議に思ったのですが、午前中昼食中までは、セミが大合唱しています。東中は校舎にも虫が結構出入りするフレンドリーな関係で街中のわりには自然に恵まれていて、樹木も多いほうだと思います。それなのに、それなのにです、午後になるとピタッとセミの鳴き声がなくなるんです。一匹も鳴いていないんです。お昼は暑すぎて鳴かないのかなぁと考えてもみますが、お隣の河川敷では大合唱中なんです。それで、居なくなったのかと探してみると、ちゃんと居ました。手づかみですが捕まえてみると、ギャン鳴きします。クマゼミ特有のシャーシャーうるさいやつです。鳴くのも疲れるので休憩中なんですかねぇ?もしかしてと思い当たる理由は、カラスの存在です。カラスがセミたちの木によくいます。多くではありませんが、セミを探しに行った時には確かにカラスが居ました。私が近づくと逃げていきます。その木には、ひっそりとセミがとまっています。鳴けるのに鳴きません。カラス対策なのでしょうか? カラスは狡猾です。とても賢いカラスですが、東中農園のトマトや野菜には見向きもしません。こんなに広々、育ち放題のトマト農園ですが意外と鳥たちに荒らされないのも東中の不思議の一つです。
最近の暑さは、昆虫たちの生態系や生活分布にも影響していると思います。私が小さいころ、昭和時代はセミといえばアブラゼミでした。茶色のジージー鳴くやつです。現代の主流は暑さに強くて飛翔能力の高いクマゼミばかりです。成虫となって長生きするのはアブラゼミでクマゼミとは2倍くらい違います。成虫となったセミの寿命は昔は1週間くらいだと信じられていました。でも岡山の高校生が調べた結果、アブラゼミが32日、クマゼミが15日、ツクツクボウシが26日だと生物学会で発表して世間を驚かせました。その高校生は、夏の間あまりセミの死骸を見ないということに疑問を感じて、自分でセミをマークして寿命を調べたそうです。その行動力がずっと俗説として当たり前になっていた「セミの成虫の寿命は1週間」を根底から覆すすごい発見につながったのです。セミは昆虫の中でも長寿命で知られています。3年から17年くらいの寿命なのです。

