梅雨のような天気の5月1日 メーデー
2024年5月1日 14時37分 メーデー(May Day)は、5月1日に世界各地で行われる労働者の祭典で、労働者が権利を要求するために行進や集会などを行い、団結の威力を示します。本来は、ヨーロッパの伝統的な祝祭である五月祭を意味するようです。国際労働者の日( International Workers' Day)とも呼ばれます。メーデーは国際連合などの国際機関によって定められた国際デー (International Workers' Day) となっており、世界の少なくとも80以上の国でメーデーを祝日としています。
日本では昭和時代の天皇誕生日であった4月29日からこどもの日の5月5日までの7日間が休日の集中するゴールデンウィークとなっており、1973年から始まった祝日が日曜日の場合はその翌日を休日とする振替休日と1980年代から始まった週休二日制を合わせると、その期間は年によっては10日となりますが、4月30日から5月2日までは必ず平日が入る飛石連休で連続性を欠き、5月1日を祝日とすれば当時の日本の祝日法上では前後の4月30日と5月2日が国民の休日(国民の祝日で挟まれた日に該当)となって最短7日間連続させて、家族連れでの海外旅行などによる消費拡大の経済効果を求めようという計画があったようです。しかし、昭和天皇が1989年(昭和64年)に崩御し明仁親王が新天皇として即位したことに伴い、天皇誕生日が4月29日から12月23日に移動して4月29日をみどりの日とした後に、平成不況に突入して労働時間短縮の動きが鈍るとともに、さらに2007年(平成19年)からみどりの日を4月29日から5月4日へ移動し4月29日を昭和の日とすることでゴールデンウィーク後半の休日の連続性が高められたこともあり、勤労感謝の日と趣旨が似ている祝日を制定する意義があるのかという意見があり、金融関係者からは7連休によって金融市場が長期間開かれないことを問題視する意見もあるため、日本におけるメーデーの祝日化の動きは頓挫してしまっているようです。
ただし2019年は、5月1日が「天皇即位の日」(天皇が交代し元号が平成から令和に変わる日)として1年限りの祝日となったため、4月27日から5月6日まで「国民の休日」や「振替休日」を組み合わせて10連休となりました。
そんな5月1日ですが、梅雨入りしたのかと思うような雨が続いています。一気に暑くなったかと思えば、雨続きと天候が安定しない日々ですが、またすぐに連休に突入します。部活動の練習や試合がある人や家族と旅行などに出かける人など過ごし方は様々だと思いますが、素敵な思い出を作ってほしいなぁと思います。健康や安全に気をつけて過ごしてくださいね。