大きな勇気~校内弁論大会とAED講習会から学ぶ~
2021年6月18日 18時52分
今週は、しとしとと降る雨に紫陽花をはじめ校庭の草木が、雨露に濡れて美しく、薄曇りの景色を彩ってくれた1週間になりました。市内でも幻想的な風景を見せてくれるホタルが飛び交っているでしょうか。
さて、先週金曜日に、校内弁論大会が行われました。市内の中学生が参加する行事の一つで、今年で55回目を迎える新居浜市中学生弁論大会があります。その学校代表を決めるために、コミュニティスクールの地域の代表の方にも審査員をお願いして行いました。学年代表者の皆さんは以下の通りです。
1年生 「母」近藤さん・「努力」田邉さん
2年生 「交流大会を通して」奥村さん・「初めての挑戦」小野さん
3年生 「繋がり」今村さん・「自分らしく」長谷さん
6名の皆さんの弁論は、体験を通してつかんだ考え方や生き方を語り掛け、強い気持ちや優しい気持ちそして大きな勇気を感じ、その主張には、説得力があり、感動や考えさせられるものばかりで、堂々とした姿で、意義のある約5分間の発表でした。限られた期間の中での準備でしたが、一生懸命練習を積み重ね、学校の仲間や先生方そして審査員をしてくださった地域の方々の心をつかみ、勇気ある弁論に感謝しています。ありがとう。
代表生徒の皆さんのおかげで、自分の生活を振り返ったり、置き換えたりすることができた貴重な時間になりました。審査の結果、最優秀賞に選ばれたのは、3年生長谷さんに決まりました。東中代表として、7月9日(金)新居浜市中学生弁論大会に出場します。自信をもって挑んできてください。期待しています。
また本日は、2年生を対象に、AED・心肺蘇生法の実習を、北消防署川東分署に所属されている6名の消防士さんを招聘して行いました。新居浜市の現状について聞くと救急車は市内に6台しかなく、通報があって現場にかけつけるまでには5~10分はかかるため、迅速な対応が必要であるとの説明を受けました。そのために絶対に必要な胸骨圧迫(心臓マッサージ)の実演を見せていただきながら、順次体験しました。その後、AEDを使っての実施手順を教わりました。迷わず、救急車の到着まで胸骨圧迫を続けてほしいと繰り返し言われていた言葉がとても印象的でした。『勇気ある行動で命を助ける事ができる』ことを、私たちは絶対に忘れてはなりません・・・。今回の講習で完全にマスターとはいきませんが、私たちの生活の中では、予想できないさまざまな出来事が発生します。いざという時に、行動できる人になっていきたいものです。お忙しい中、御指導いただいた北消防署川東分署の皆さんに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
校内弁論大会やAED実習を通して、『苦しさ・辛さの克服するための勇気』は、もちろんですが、『継続し守る勇気』の大切さを改めて感じた1週間になりました。
いよいよ第1学期期末テストが、来週23日(水)から始まります。集中して勉強することや強い意志は、必ず、自分をコントロールする成長の糧になります。学問に王道なしといわれていますが、地道に努力を積み上げてきた人にだけに道は開きます。どんなに小さな努力の毎日であっても大切してください。
週末も、やや不安定な天候が続きそうです。日曜日は、人権・同和教育基礎研修会で授業日になっています。気を付けて登校してください。それでは、来週も『元気に登校』『笑顔下校』です。楽しみに待っています。