1学期終業式、音楽部壮行会、表彰 リモートにて
2022年7月20日 10時03分
1学期の締めくくりの日を迎えました。ここにきて、新型コロナウイルス感染症が全国的にも大爆発して、愛媛県でも過去最大の感染者数になっています。夏休みも学校で行ってきた感染対策を緩めることなく、十分気を付けた生活を行っていきましょう。今日は終業式も含めてオールリモートで行いました。終業式は、校長室で、表彰と壮行会は体育館で場所を変え、それぞれ短時間で行えるようにしました。校長式辞では、大きく分けて3つのことについてお話ししました。
一つ目は、『…この1学期に過ごした時間は戻ることもやり直すこともできません。ゲームならセーブしたポイントからやり直したり、リセットしたりすることができますが、リアルな世界ではもちろんできません。だからこそ毎日の1分1秒、その時々での判断が大切になってきます。みんな幸せな時間を過ごせましたか? よく幸せになりたいと言っている人がいますが、幸せはなるのもではなく、今この時の幸せを感じることができるかどうかなのです。そう感じられる心を育て、二度と戻らない今に感謝できる人が幸せをつかんでいる人です。だから私の七夕の短冊は「幸せに気付ける心」にしました。私自身、東中に勤務できてみんなに出会えて幸せだと感じる毎日を過ごしています。みんなのおかげです。ありがとうございます。』です。周りに感謝の気持ちをもって過ごせるかどうかで幸せの感度は大きく変わりますよ。
二つ目は、『…この夏休みには、是非とも中学生としてこの東中校区の地域人として何ができるのか考える時間をとってください。「世界は誰かの仕事でできている」という缶コーヒーのCMが以前流れていました。まさにこのキャッチコピーはパーフェクトだなぁと感じました。私たちが不便なく日常生活を送っていられるのは、私たちが想像すらできないような様々な仕事をしてくれている方々のおかげで成り立っているということを意識してください。そしてあなたもあなたの力でたくさんの人々の生活を支える一員となってほしいと願います。お昼のリクエスト曲、ジャモーサの「何かひとつ」を覚えていますか?「何かひとつでも夢中になれるものを何かひとつ胸に持ってみろよ」のフレーズから始まる曲のように夢中になれるものを見つける夏休みにできるといいですね。』です。夢中になれるものを見つけたり、将来の進路としっかり向き合ったりする中で、充実した夏休みにしてください。
三つ目は、『…これは中学生だからとかではなく人として人を傷つける行為を絶対にしないということです。「知らなかった」とか「そんなつもりじゃなかった」なんていう言い訳は自己弁護にもなりません。自分の行動が相手にどんな影響を与えるのか、必ず想像をしてください。特にトラブルのもとになっている、SNSの使い方、インスタやティックトック、ライン、掲示板サイト、ネットゲームへののめりこみなど、今一度、使い方を考え、誰かがつらい思いをすることがないように気を配ってください。』です。自分の命を守る行動は、周りの人の命を守る行動にもつながります。感染症対策、人権感覚を磨く、自己有用感を高めるなど、『自厳他寛(優)』自分に厳しく、人には寛容(優しく)あれという言葉を体現できる生活を期待しています。
その後、表彰式と音楽部の壮行会を行いました。表彰は、三名、市弁論大会の2年生伊藤ひなたさん、ミニトマト糖度コンテストの3年生伊藤 琉さん、全日本中学校通信陸上競技愛媛県大会入賞の1年生大西海優さんでした。
音楽部の合唱コンクールの壮行会を引き続き行いました。素晴らしい合唱曲を3曲も披露していただき、距離も空け、ソプラノではかなり音が吸われるマスク着用のままという合唱では考えられない劣悪な環境でしたが、体育館中に響き渡る歌声に鳥肌が立ちました。みんなにも、目の前で聞いてほしかったと心底思いました。音楽の持つ力、人の心を揺さぶり感動させるエネルギーは、その演者の思いの強さのなせる技だと思います。誰でも思い当たる経験があるでしょう。ピアニッシモやピアニッシッシモの表現はフォルテッシモをより引き立たせます。ぜひ、マスクをとって静まり返った会場で、音楽部のみんなの強い思いを思いっきり表現し、ぶつけてきてください。東中みんなが応援しています。あなたたちなら本番も大丈夫です!会場のみんなを感動の渦に巻き込んでください。期待しています。