今日は、午後から体育館にて生徒会役員選挙が開催されました。立候補者のみんなは、口から心臓が飛び出すのではないかと思うくらい緊張したと思います。しかし立会演説が始まると緊張しているようには見えない堂々とした演説ぶりに驚きと頼もしさを感じました。どの候補者も公約や自分の目指す生徒会活動像を明確にわかりやすく教えてくれました。聴衆のみんなも負けないくらいしっかりと演説を聞くことができていて、真剣さが伝わってきました。いい仲間ですね。投票での新役員決定となりますが、これまでの生徒会役員選挙活動で、すでに、候補者はじめ、推薦責任者も多くの貴重な経験と成長できる宝物を手に入れることができたと感じます。その素晴らしい活動は永遠に残り続けると思います。ありがとうございました。いくつもの素敵な公約が実現できることを祈っています。







一昨日は社会科でエキスパートティーチャー授業公開を行い、本日は校内授業研究で2年生理科を谷山先生が公開してくれました。目には見えない電流、磁力を目に見える形で捉えることができるように、実験や教具を工夫し、本日の授業を行いました。理科の実験はやっぱり目の前で自分たちが行うことができるので、学習効果は高いですよね。しかしこの1時間の授業のためにかなりたくさんの時間を使って準備をしていて、理科の先生は大変だなぁと思いました。それでもいつも必ず自作教具を開発している谷山先生は、本当に理科が好きで、学んでほしいという熱意が強い人だと感じます。フレミングの左手の法則、覚えられたかな?右手は右ねじの法則で利用しますね。しっかりと覚え込んでおきましょう。悩んだら今日の授業を思い出してください。



校内風景も紅葉が進んでいます。棘のある葉っぱからは想像もつかない花を咲かせたり、クリスマスフラワーのポインセチアやシクラメンも景色を彩ったりしています。

令和6年度エキスパート・ティーチャー授業研究会公開授業を社会科の阿部先生が県内の先生方に提供しました。1年1組で地理分野の南アメリカ州ブラジルがこれから目指すべき成長について、4つの立場を意識しながら話し合い活動によって多面的・多角的に考察し、表現していきました。前時で学習したことを生かし、ジグソー法を巧みに用いて、視点をずらさないように現実離れしたものにならないよう至るところに工夫をされて丁寧に授業を展開していました。大きなテーマは『持続可能な社会』。最後はこのテーマに見事着地して、深い学習ができたと感じました。本校教職員も全員参観し、自分の教科とは違った授業を参観することで、大きな刺激と発見、感動がありました。子どもたちそっちのけで白熱した議論をしている先生もいました。参観者も70人に及ぶほどたくさんの方に見守られながら、子どもたちはいつもの阿部先生の授業で緊張もほぐれて、授業に集中して取り組めていました。自分たちの倍近くの大人に囲まれているのに、阿部先生の包容力には驚かされました。ブラジルに限らずどの国でも考えられることですが、持続可能な社会をつくるために、しっかりと考えを張り巡らせた1時間となりました。
研究協議では参加した先生方が、活発に意見交換することができ、大変勉強になりました。ここまで大変熱心に授業案を阿部先生と一緒に考え、協議してくださったエキスパートティーチャーのグループの先生、東予教育事務所指導主事様、愛媛県教育委員会義務教育課指導主事様にも大変お世話になりました。大変すばらしい研究会となりましたこと、学校を代表いたしましてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。1年1組のみんな、とっても頑張っていてかっこよかったですよ!








学年道徳のラスト3年生の命の灯~竹灯りプロジェクトに向けて~の授業を3時間目に行いました。自分の命、他人の命、大切な人の命、そしていただいている命、そしてその命の重さについて1時間の中にかなり詰め込んで授業しました。どこか一つでも引っかかってくれたり、感じてくれたりしてほしいなぁと思って教材資料を作りました。といっても昔、クラスのみんなに伝えていたものを凝縮して1時間に詰め込んだものです。それぞれでじっくり考える時間を取りたいところですが、ここから考えるきっかけになってほしいと思っています。今日は家に帰って是非とも感謝の気持ちを伝えてくださいね。明日は誰にも約束されていないのだから。
また、学校中の掲示物が充実しています。今年度は初めから美術部が正門前の掲示コーナーを担当してくれるようになり、さすがのクオリティで毎回楽しませてくれています。手指消毒ボトルのデザインも美術部とコラボして可愛く仕上げてくれています。また。スクールサポートスタッフの方が季節に応じた様々な折り紙作品を作ってくれていて、ローカや階段を華やかに飾ってくれています。いつもありがとうございます。


今日は、午前中に3時間も研究授業が行われました。それもすべての学年で行われました。2時間目1の2道徳からスタートしました。社会科中村先生が道徳科で取り扱った資料は、『歴史を変えた決断』でした。国際理解、国際貢献の項目です。女性初、日本人初の国連難民高等弁務官であった緒方貞子さんの生き方と決断に学び、緒方さんの願いから私たちにできることはないか、考え、思いを巡らせて、みんなと意見交換しました。さすが社会科の先生なので国の国際情勢や難民に関する資料などわかりやすく提示して、考えやすくしていました。中学生の私たちにもできる国際貢献に興味を持ち調べてみるのも良いですよね。



3時間目は、2年2組で近藤先生が道徳科の研究授業を行いました。資料は『ハッチを開けて、知らない世界へ』という、感動 畏敬の念の項目です。美術科の近藤先生らしい展開に写真を撮るのを忘れるほど惹き込まれました。「本物に触れる」その時の感動する心の仕組みにまで丁寧に迫り、最初はクイズ形式で芸術家らしさ全開の展開でした。教材をより深く解釈するための前振りが秀逸で、五感をしっかりと使って体験型道徳って感じでした。宇宙飛行士の野口聡一さんの感動をみんなで共有し、畏敬の念という難解な言葉を理解しやすいように映像教材をふんだんに取り込み、あっという間の1時間でした。特に、聞こえることから有限へ、知っていることから一面へ、見えていることから止まれないという3つの視点を一貫して展開することで深く考え捉えることにつながっていたと感じました。


最後は、3年1組で、小笠原先生が数学科の研究授業を行いました。円の単元で3年生で初めて出てくる「円周角」についての授業でした。初めて習う円周角ですが、比較的すんなりと受け入れて、やや難しい証明まで考えることができました。もちろん、今まで学んできた知識を総動員して証明に向かうのですが、ちょうどいい復習にもなります。ここでは中心角と円周角との関係の証明なので、円の定義・・・1点から等距離にある点の集合や三角形の内角と外角の定理、二等辺三角形の定理などを利用することで、関係をうまく説明できました。今回は机間指導の中でヒントカードを個別に用意したり、説明できるように机間相談したりと工夫したおかげで、かなりの生徒が証明に達成感を得ることができていました。覚えたら1秒のことでも、なぜそうなるのかを考えて納得することは応用力や記憶の定着につながるのです。

