夏休みが終わり、全くセミの鳴き声が聞こえなくなりましたよね。夏の終わりといえばツクツクボウシが良く鳴いていたものですが、今年はほとんど聞くことがなかったように思います。この夏も関東のほうに行くとミンミンゼミやヒグラシなども盛んに鳴いていました。もう愛媛県は熱帯に近い気候になりつつあるのかもしれませんね。新居浜で聞こえてきた鳴き声は暑さに強いクマゼミばかりでした。植物たちも、いつの間にと思うほどに実をつけて、色とりどり鮮やかになっていました。

休み明けテスト1日目です。みんな真剣に集中してテストに臨んでいました。最後の最後まで時間を有効に使い、見直しを何度も行っている人もいました。思い出そうと頭をポカポカしながらもがいている人、シャーペンをじっと見つめてまるでシャーペンに恋をしているようなうっとりした目をしている人、余白に書き込んでは消し、書き込んでは消しを繰り返している人、指で髪の毛にカールをかけようとクルクルクルクル巻いている人など、集中しているといろんな癖が出るんだなぁと思いました。あと一日、頑張りましょうね。





長いと思っていた夏休みもついに終了し、2学期がスタートしました。みんなの元気な笑顔が見られ、登校風景も華やかでした。久しぶりでしたがしっかりとあいさつもできていて、成長した姿に心躍りました。
表彰式もたくさんの人たちの活躍ぶりに驚きました。大きなトロフィーやメダルを獲得した人が多くて、さすが懸垂幕を掲げるスペースがなくなるはずだと思いました。中でも夏休み中にもお伝えしましたが、3年生大西さんは、県中学記録を4度も更新し、体育の教科書に名前が残り続けることになります。当分抜かれることはない記録です。文化、運動面ともに素晴らしい成果でした。



始業式の式辞では、2学期への意気込みと当たり前を疑い、思い込みや偏見をなくすお話をしました。昨年度もお話しした『川』の話とニュートンの万有引力の発見の話です。式辞の一部を紹介しておきます。体育館で行いましたが、聴く姿勢と態度が実に素晴らしい集団です。久しぶりの学校なのでダレちゃうかと思いましたが、みんなの姿勢にこちらまで引き締まる思いでした。
式辞一部抜粋:東中の隣にも国領川が流れています。「川はどうして流れるのでしょうか」と聞くと変な質問ですかねぇ。「高さに差があるから水が流れる」という答えが聞こえてきそうです。そうだと思う人?確かに水は高い方から低い方へ向かって流れます。正解です。
質問をもう少し正確に言うと「川の水はどうして下に漏れないで流れるのでしょう」ということです。コンクリートの水路なら、水は下に漏れないので水路に入った分だけ流れていくのは理解できます。みなさんは山を流れている川を見たことがありますよね。川の上流の岩がごろごろしているところを流れている川です。ところどころに大小の滝もあったりして、そんな川を渓流といいます。渓流は自然が作ったものなので底にコンクリートはありません。
私は渓流でこんな体験をしました。豊かな水が流れている川を上流へ登っていくと急に水がちょろちょろとしか流れなくなりなりました。でもその上流へさらに進むと再び豊かな水が流れているのです。コンクリートの水路ではこんなことは絶対あり得ません。
どうしてこんなことが起こるのでしょう?わかる人?
そうなんです。水が少なくなったところでは水は地下水となって流れていたのです。川の水は、水を通しにくい地層の上を移動する大量の地下水のうち地上に現れた部分なのです。山の中でも大量の地下水に支えられ、その一部が岩と岩の間を流れているのです。
私たちが表面に見えていることだけで当たり前と思い、物事を判断していると、本当のことが見えなくなることがあります。当たり前ということもなぜだろうという視点で見ると、思いがけないことがわかるかもしれません。アイザック・ニュートンのように「なぜリンゴは木から落ちるのだろう」と疑問を持ち、周囲の人たちからは、実が熟して重くなったからよとか重力があるのだから当たり前じゃないと言われても、なぜ落下するのか、じゃあ、なぜ月は地球に落ちてこないのかと宇宙規模にまでその疑問を膨らませ、万有引力の発見につながったといわれています。そういった当たり前に疑問を持つことは、物でも生き物でも人間でも同じです。思い込みや偏見で物事を見てしまうと、本質を見間違えたり、誤解をしてしまったりするものですよね。当たり前を疑うことも大切なことなのだと思います。

今年度の体育大会から新たな伝統が築かれていくことになります。保護者のみなさま、ぜひ期待しておいてください。生徒たちの手によって運営される行進とリーダー研修で出てきたアイデアを採用して、感動の体育大会を実現させるべく、みんなで協力して頑張っていきましょう。

先日に引き続き、女子バレーボール部は、会長杯2日目でした。
準決勝、対中萩中 25-6 25-11 勝利
決勝、対南中 25-17 25-11 勝利 どちらもセットを落とすことなくストレート勝ちで、優勝しました。おめでとうございます!!
キャプテンより:慢心せず、油断せず、練習に励み、次の新人戦も優勝します。また応援宜しくお願いします。



音楽部です。第77回全日本合唱コンクール四国支部大会が、高知県高知市文化プラザかるぽーと大ホールにて開催されました。音楽部は中学部門に出場し、鳥肌が立つような素晴らしい演奏をホールいっぱいに響かせて、聴衆を魅了しました。終わった後、会場からため息が漏れるような圧巻のパフォーマンスでした。県大会の時よりもさらに洗練され、のびやかな響きが会場を包み込み、二段落ちも歯切れよく、迫力満点でした。審査発表は夜になりますが、ドキドキです。お疲れさまでした。なお、会場内での撮影は禁止でしたので、演奏後の写真撮影のみになりました。




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