
天候にも恵まれ、まさに春爛漫の真っただ中、入学式が行われました。真新しい制服に包まれ、みんなキリッとした表情で、さすが小学校最高学年で学校をリードし、下級生たちのお手本となってきた新入生たち全員が出席して、見事な態度で主役を務めました。決意と熱意が感じられる誓いの言葉は、鼓動が聞こえてくるくらい大変緊張した様子でしたが、話を始めるとそんなことを微塵も感じさせないほどの話ぶりに驚きました。歓迎の言葉はさすがは3年生、場慣れしている感じさえあるほどの落ち着きぶりに安心感がありました。どちらもキーワードは、仲間であり絆でした。同じ東中生として助け合って、支えあって、伝統の継承と新たな歴史を作っていこうとする決意が在校生全員に伝わったと思います。式の内容は厳選し、短時間で運用しましたが、会場中が静寂に包まれた中で大変厳粛に進行しました。ご協力ありがとうございました。
校長式辞では、2つのことをお願いしました。言葉についてです。聞く言葉も発する言葉もどちらも、前向き肯定的な言葉を大切にしてほしいことです。まだまだできるようになりたい、もっとうまくなりたい、~をしたい、など前向きな言葉をなるべく使うようにしようということです。前向き・肯定的な言葉を使うときは13本のしわが刻まれるそうです。否定的な言葉を使うと顔には48本のしわが刻まれ、年を重ねると普通の顔が怒っているように見えたり、笑顔で微笑んでいるようにみえたりするんですね。せめて自分の口から発する言葉は元気の出る言葉にしたいですね。
2つ目は、考えるだけではなく行動することです。思いだけでは相手に伝わらないので、美しい言葉で相手に伝わる言葉を使うということです。一人の力は集団を変えます。中学校生活の主人公はあなた自身ですから、東中を思いやりにあふれる学校にするのはあなたの行動で決まります。「おはようございます」「ありがとう」「大丈夫?」「一緒にやろう」などの言葉を学校中に広げましょう。感謝の言葉を伝え、励まし合い、勇気づける存在になってください。





式の後は、それぞれ学級別の集合写真をプロの手によって撮影しました。その合間に、保護者の方の撮影タイムも設けました。まるで記者会見会場にでもなったようなカメラの量でした。学級では自己紹介や配付物の説明などで過ごしました。明日から、また学校案内や個人写真撮影もありますので、元気な姿を見せてくださいね。

新学期スタートにふさわしい春の陽気を感じられる命が満開に芽吹いているような今日、新しく赴任された先生方を紹介する新任式と第1学期始業式を行いました。先生方は4月3日から連日の職員会で新体制の中、たくさんの業務を行っていただいているので、慣れてきていますが、生徒みなさんと対面するのは今日が初めてで、みんなと同じようにドキドキしながら挨拶をしていただきました。2,3年生は新担任、新学年団が発表され、ドキドキもマックスになって、その後始業式と入学式の準備を行いました。明日から、東中学校347名のスタートが切られます。先輩たちは新入生を心待ちにしています。今日は念入りに清掃や準備を行いました。新たな出会いである『邂逅(かいこう)』を大切にして、令和5年度、校長式辞でも触れましたが、みんなで「愛する学校」「心安らぐ学校」そして「誇りの持てる学校」にしていきましょう。式辞の中で、皆さんにお願いをしました。「美しい言葉」が行き交う学校づくりに協力してくださいと。「こころ」はだれにも見えないけれど「こころづかい」は見えます。「思い」は見えないけれど「思いやり」はだれにでも見えます。それはどちらも相手に伝わる行動として現れているからです。今年度は「美しい言葉」の中でも「相手に伝わる言葉」を考えて使っていきましょう。たった一つの言葉は実は大変大きな力を持っているからです。言葉はとても大切です・それは口語でも、お手紙でも、手話でも同じです。「美しい言葉」が行き交う中で仲間とのきずなが深まると自然と「心安らぐ学校」に近づけます。そんな学校は私たちにとって「愛する学校」や「誇りの持てる学校」になるでしょうし、いつも温かく見守ってくださっている家族や地域の方々も一生懸命応援してくれること間違いなしです。1年間なんてあっという間です。自分から発する言葉を意識して生活をし、1年後愛される学校を是非とも実感しましょう。



