朝からハードスケジュールでした。午前中は、練習会場にてしっかりと練習をし、声の調子やタイミング、表情や表現の細かい点の最終仕上げをしました。昨日の練習で追い込んでいたので、リラックスして仕上がりを確かめることができました。全国の舞台も秋の全国合唱に続いて二度目ということもあるのでしょうか、みんな落ち着いています。ただ、移動距離が長かったので前回よりは全国大会感を味わっているのは確かです。2年生は昨年度もこの福島の地を経験しているので頼もしい限りです。練習を終え、昼食は体育館で集合していただきました。今年度は桃ご飯ではなかったので胸をなでおろしていました(笑)
会場入りすると、もう出番の早い学校は本番を迎えていました。それでもあっという間に42校中14番目の東中の番が回ってきました。見ているこっちのほうが緊張しましたが、片岡先生も部員たちも落ち着いていました。愛媛県を愛知県と間違ってアナウンスされるトラブルも微動だにせず何事もなかったかのように、本番を歌い切りました。伸びやかな高音が恐ろしく高い天井の一番上まで突き抜けていくような歌声、低音が地面からうなりをあげているように広がる気持ちよさ、本当に素晴らしいホールで思い切り演奏できていました。歯切れの良さやテンポと強弱をうまく使い分け、戦争の恐ろしさも見事に表現できていました。素晴らしい演奏をありがとうございました。
審査員の方をかなり悩ませた今回の声楽アンサンブルコンテストだったようで、予定時間よりもかなり遅れて表彰式となりました。東中は、見事優良賞をいただきました。また一つ、目標ができたコンクールとなったようです。表彰式の後は参加者全員による全体合唱を行い、会場が割れんばかりに鳴り響きました。あの巨大なパイプオルガンに負けない音圧だったと思いました。
遅い時間となったため、急いでホテルへ向かいました。ここで、部員からサプライズで顧問の片岡先生へ感謝の気持ちを込めたきれいなデザインの色紙が手渡されました。温かいですね。心と心が繋がっている証だなぁとポカポカ心が温かくなりましたよ。